経営ビジョンと情報処理技術の活用に関する方針

1. 経営環境の認識と当社の立ち位置

当社は、出版編集、Webメディアの運営、ウェブトゥーン制作を主力とするコンテンツ制作会社です。昨今の生成AIをはじめとするデジタル技術の急速な進展は、従来の制作・編集業務の在り方に大きな変革をもたらしています。当社はこの変化を、企業としての進化の機会と捉え、積極的に対応しております。

また、社会全体でデジタルコンテンツへの需要が拡大する一方で、少子高齢化に伴う労働力不足や働き方の多様化が進行しており、企業には、より効率的かつ高付加価値な制作体制の構築が求められています。

2. 経営ビジョンとビジネスモデルの方向性

当社は「創造力とテクノロジーの融合により、価値あるストーリーを社会に届ける」ことを経営ビジョンとして掲げております。このビジョンのもと、AIやクラウドサービスを活用し、受託制作中心のビジネスモデルから、自社企画型・IP創出型の事業モデルへの転換を推進しております。

制作プロセスの自動化・効率化によって業務負荷の軽減を図りながら、データ分析やAI支援による新たなコンテンツ提案を実現し、“創造する力”をテクノロジーで後押しする企業体制の構築を目指します。

3. 情報処理技術の活用方針

現在、当社ではChatGPTやGeminiなどの生成AIツールを導入し、企画立案の補助、文章校正、調査業務などにおいて試験的な活用を行っております。今後は、これらの技術をクリエイティブ部門へとさらに展開し、AI支援型の編集・制作ワークフローを構築してまいります。

これにより、属人性の高い工程を見直し、業務全体の標準化および品質向上を実現いたします。また、クラウドサービスやタスク管理ツールの活用を通じて、リモートワーク下でも強固に機能する制作体制を整備してまいります。

この方針は、当社の取締役会にて承認されたものであり、今後も企業の持続的な成長と社会への価値提供を実現するための基本的な指針として、全社的に推進してまいります。

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