当社では、DX戦略の実行状況や成果を継続的に確認し、改善につなげるために、以下のような定量・定性両面のKPI(主要業績評価指標)を設定しています。
1. 企業価値向上に関連する指標
- 自社企画案件比率(全プロジェクト中、自社発案件の割合)
→ ビジネスモデル転換の進行度を測る指標。目標:2026年度に30%以上 - 制作1件あたりの平均利益率
→ 効率化と高付加価値化の成果を評価。戦略的プロセス見直しによる改善を目指す
2. DX施策の成果を測る指標
- 生成AIツールの社内利用率(週次/部署別)
→ AIの活用状況を把握し、ボトルネックの有無や教育効果を評価 - 社内ナレッジベースの検索/参照数
→ ナレッジ蓄積と再利用の進み具合を定点観測する指標 - AI提案起点の新企画数
→ AI活用の“創造性支援”としての実効性を測定
3. 施策の進捗管理に関する指標
- DX戦略のロードマップ達成率(年次進捗状況)
→ 各フェーズの完了状況を一覧で管理し、遅延・障害を早期に把握 - 教育プログラム参加率 / 修了率
→ 社内DXリテラシーの浸透度と人材育成の成果をモニタリング
補足
上記の各指標は、DX戦略との対応関係を明示しながら設定しています。
単なる業績評価ではなく、戦略的取組の進行度を可視化することを目的としています。財務指標においても、DX施策による変化が直接または間接的に影響するものを採用しています。
また、目標値やベンチマークは段階的に設定しており、内容と期間は経営会議にて年1回レビュー・更新しています。